PF3の全価電子数を計算する
P原子は15族だから、価電子数は5個。
F原子はハロゲンだから、価電子数は7個。
分子全体の合計価電子数は、
5+7×3=26
と計算でき、26個。
ルイス構造を考える
まず、26個の価電子を、13個の電子対と考える。
これを、4個の原子に割り振ると次のようになる。
ルイス構造の描き方を説明した記事はこちら↓
VSEPRモデルを考え、分子の形を決める。
PF3は3個の共有電子対と、1個の非共有電子対を持つから、空間的には正四面体の頂点方向に伸びている。
したがって、PF3は正四面体の中心にP原子、底辺の各頂点にF原子が結合した正三角錐の形になる。
電子軌道間の反発を考慮する
電子軌道間の反発力は、共有と非共有で異なる。
いかに、反発力の大小を示す。
非共有と非共有 > 非共有と共有 > 共有と共有
したがって、P-F-P間の結合角は正四面体の109度よりも小さい、96度程度になると予想される。
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