混成軌道一覧

要点

同じ原子の原子軌道が互いに干渉して混成軌道ができる。

それぞれの混成の機構は分子の局所的な構造と対応している。

特徴

混成軌道は核間領域の振幅が強められているという意味で、明確な方向性を持つ。

方向性を持つのは、s軌道がp軌道と干渉して強め合うことに起因する。

核間領域の振幅が強められる結果、s軌道またはp軌道単独の時よりも強い結合ができる。

配位数ごとの混成軌道一覧

配位数配置混成軌道の内容
2直線形
折線形
sp,pd,sd
sd
3平面三角形
非対称平面形
三方錐形
sp2,p2d
spd
pd2
4正四面体形
ゆがんだ四面体形
平面四角形
sp3,sd3
spd2,p3d,pd3
p2d2,sp2d
5三方両錐形
四方錐形
平面五角形
sp3d,spd3
sp2d2,sd4,pd4,p3d2
p2d3
6八面体形
三角柱形
三方逆角柱
sp3d2
spd4,pd5
p3d3

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