
はじめに:そろそろ4Kに移行すべきか、悩んでいる方へ
フルHDのモニターを長年使い続けてきたけれど、動画編集や3Dモデリング、そして最近凝っているDTM制作ではやはり作業領域の狭さに限界を感じていた。
そんな中で出会ったのが、Dellの27インチ4Kモニター「S2722QC」。Amazonでの評価も上々で、USB-C接続に対応していることもあり、MacBookとの相性も良さそうだと感じて購入を決断した。
実際に数週間使ってみた結論から言えば、「4K解像度+USB-C+高コスパ」でこれほどバランスの良いモニターは珍しい。以下、詳しくレビューしていく。
Dell S2722QCの基本スペックと仕様
まずは本機のスペックを一覧でまとめておこう。
- 型番:S2722QC
- 画面サイズ:27インチ
- 解像度:3840×2160(4K UHD)
- パネル:IPS 非光沢(アンチグレア)
- リフレッシュレート:60Hz
- 応答速度:4ms(GtG)
- 色域:sRGB 99%
- HDR対応:あり
- スピーカー:内蔵(3W×2)
- ポート:HDMI×2、USB 3.0×2、USB Type-C×1
- スタンド機能:高さ調整、回転、チルト、ピボット対応
- 重量:6.87kg
- カラー:プラチナシルバー
- 保証:3年間無輝点交換保証
スペックだけを見ると、一般的なビジネス用途を遥かに超え、動画編集や音楽制作、3DCGなどクリエイティブ用途に十分耐え得るレベルだとわかる。
実際に使ってみた感想
4K×27インチの解像度は、圧倒的な作業効率をもたらした
まず驚いたのが、画面の広さと解像度の美しさ。
4K(3840×2160)解像度を27インチで表示すると、文字やアイコンがやや小さく感じる場面もあるが、スケーリングを125〜150%に設定すれば快適に使用できた。
複数のDAWトラックを同時に開いたり、Premiere Proでのタイムライン編集も、画面スクロールが激減してストレスフリーに。
特に4Kの恩恵を一番感じたのは3Dモデリングで、細かいパーツをピクセル単位で見ながら修正できたのは圧巻だった。
USB-C一本でMacBookと接続できる快適さ
このモニター最大の強みはやはりUSB-Cによる映像+給電+データ転送の一本化。
MacBook Airに繋げてみると、すぐにディスプレイを認識し、60W給電まで対応しているので充電器いらずでデスクがすっきり。
自宅ではこのモニターに接続するだけで、音も映像も電源も完結できてしまう。この体験を知ると、従来のHDMI+電源ケーブル+ハブ構成には戻れない。
デザインとスタンドの自由度も高評価
外観はプラチナシルバーで、無印良品的なシンプルさと洗練さを感じる。
そして地味に嬉しかったのが、スタンドの可動域の広さ。
高さ調整、左右回転、縦横のピボット対応と、作業姿勢に合わせて柔軟にモニター位置を調整できるのは、長時間作業ではかなり重要だと実感した。
他の選択肢との比較:Dell S2722QCはバランス型
4Kモニターにはさまざまな選択肢があるが、価格帯・性能・用途のバランスで見ると、S2722QCは「万能型」といえる。
モデル名 | 解像度 | 接続端子 | 色域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Dell S2722QC | 4K | USB-C, HDMI×2 | sRGB 99% | 給電・スタンド優秀 |
Dell U2723QE | 4K | USB-C, DP, HDMI | DCI-P3 98% | 画質重視、価格高め |
LG 27UP600-W | 4K | HDMI×2, DP | sRGB 95% | コスパ良し、USB-C非対応 |
たとえば、Dellの上位機「U2723QE」はDCI-P3 98%という色域の広さとHDR400対応が魅力だが、その分価格も1万円以上高い。
一方で、LGの4Kモニターは安価ながらUSB-Cが無く、接続性ではやや不便さを感じる。
S2722QCは、価格・機能・汎用性を総合的に見て、万人向けの優等生という印象だ。
気になる点と注意点
スピーカーの音質には期待しすぎないほうが良い
内蔵スピーカーは「あるだけ嬉しい」レベル。3W×2と非力で、音楽制作や動画視聴では物足りなさを感じた。
私は外部スピーカーまたはヘッドホンで音環境を整えているが、音質にこだわる方はその前提で考えておいた方が良い。
ゲーミング用途にはやや非力
リフレッシュレートは60Hz、応答速度は4msと、eスポーツ系ゲームには不向き。
ただし、PS5やSwitchでのライトなゲームプレイには問題なく、色の再現性が高く映像美は十分に楽しめた。
まとめ:USB-C環境に移行したい全ユーザーにおすすめ
Dell S2722QCは、クリエイティブ作業・テレワーク・エンタメ視聴まで幅広く対応する、極めて完成度の高い4Kモニターだった。
特に、
- USB-C給電&映像出力対応
- 高いスタンドの自由度
- 安定した色表現と4K解像度 という3点は、日々の作業を快適にしてくれる確かな武器だと感じた。
価格的にも5万円前後(セール時は4万円台)と、コスパは非常に高い。
「USB-Cで接続したい」「初めての4Kモニターを探している」という方には、自信を持っておすすめできる一台だ。
ただし、ゲーミングや高音質を求める場合は専用機器との組み合わせが前提となるため、その点だけは注意して選んでほしい。