Entropy

やってみなくちゃわからない。

「電子配置」の記事一覧

混成軌道一覧

要点 同じ原子の原子軌道が互いに干渉して混成軌道ができる。 それぞれの混成の機構は分子の局所的な構造と対応している。 特徴 混成軌道は核間領域の振幅が強められているという意味で、明確な方向性を持つ。 方向性を持つのは、s […]

錯体の色を考える”コバルト錯体”

錯体の色は何で決まるか? 錯体の色は、主に遷移金属イオンの配位状態によって決まる。 遷移金属イオンは周りに配位子を持つことで錯体を形成する。 この配位子によって、遷移金属イオンの電子状態が変化し、光の吸収や放出が起こるこ […]

平面四角形錯体を簡単に説明する

本質 強配位子場下でのd8配置は平面四角形錯体を形成する傾向にある。 軌道のサイズが大きく、スピン対生成が容易な4d、5d金属では、この傾向はより顕著になる。 詳細 一番立体障害の少ない配置は正四面体構造だ。 しかし、い […]

HeHe*二原子分子の分子軌道

題材 He原子が光子を吸収して1s12s1配置を持つ状態に励起されると、他のHe原子と弱い結合を作ってHeHe*二原子分子を生じる。 この化学種の結合の分子軌道を考える。 励起されたHe原子をここではHe*と表記する。 […]