「実践!」ルイス構造、VSEPRモデル

基礎知識

ルイス構造、VSEPRモデルの基本的な考え方を以下にまとめました。

何も知らない方は、こちらからご確認ください。

早速、色んな分子について考えていきましょう!

H2Se

ルイス構造

分子全体の価電子数8個を3個の原子に割り振る。

H2Seのルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対の反発を考慮すると、以下のように考えられる。

H2Seの分子の形

折れ線形

BF4-

ルイス構造

分子全体の価電子数32個を5個の原子に割り振る。

マイナスイオンは分子全体に割り当てる。

BF4ーのルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

BF4ーの分子の形

正四面体形

NH4+

ルイス構造

分子全体の価電子数8個を5個の原子に割り振る。

プラスイオンは分子全体に割り当てる。

NH4+のルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

NH4+の分子の形

正四面体形

SO3

ルイス構造

分子全体の価電子数24個を4個の原子に割り振る。

SO3のルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

SO3の分子の形

平面三角形

SO32-

ルイス構造

分子全体の価電子数26個を4個の原子に割り振る。

マイナスイオンは分子全体に割り当てる。

2種類の電子配置が考えられる。以下に示す。

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対は分子の形の名称には含まれないことに注意する。

SO32ーの分子の形

三角錐形

IF5

ルイス構造

分子全体の価電子数42個を6個の原子に割り振る。

IF5のルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対を考慮して、以下のようにかける。

IF5の分子の形

四角錐形

IF6+

ルイス構造

分子全体の価電子数48個を7個の原子に割り振る。

プラスイオンは分子全体に割り当てる。

IF6ーのルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

IF6ーの分子の形

八面体形

IF3

ルイス構造

分子全体の価電子数28個を4個の原子に割り振る。

IF3のルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対の反発を考慮して、

IF3の分子の形

T字形

XeOF4

ルイス構造

分子全体の価電子数42個を6個の原子に割り振る。

XeOF4のルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対を考慮して、

XeOF6の分子の形

四角錐形

ClF3

ルイス構造

分子全体の価電子数28個を4個の原子に割り振る。

ClF3のルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対を考慮して、

ClF3の分子の形

T字形

ICl4-

ルイス構造

分子全体の価電子数36個を5個の原子に割り振る。

マイナスイオンは分子全体に割り当てる。

ICl4ーのルイス構造

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対は、より安定な配置になるように、反対側に存在する。

ICl4ーの分子の形

平面四角形

I3-

ルイス構造

分子全体の価電子数22個を3個の原子に割り振る。

マイナスイオンは分子全体に割り当てる。

I3ーのルイス構造

これは、三原子四電子結合である。

VSEPRモデルで分子の形を決める

孤立電子対の反発による影響が小さくなるように配置する。

I3ーの分子の形

直線形

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