平面四角形錯体を簡単に説明する 公開日:04/07/2023 化学無機化学 本質 強配位子場下でのd8配置は平面四角形錯体を形成する傾向にある。 軌道のサイズが大きく、スピン対生成が容易な4d、5d金属では、この傾向はより顕著になる。 詳細 一番立体障害の少ない配置は正四面体構造だ。 しかし、い […] 続きを読む
ヤーン・テラー効果「錯体のひずみを説明する」 更新日:02/05/2024 公開日:04/07/2023 化学無機化学 基礎 錯体の基底電子配置において軌道が縮退しているときは、正方歪みが起こる。 これはつまり、縮退を解消してより低エネルギー化するために錯体が歪む。 ひずみ a 二つの配位子が中心金属イオンから離れるように動いた場合の正方 […] 続きを読む
四ハロゲン化ケイ素と三ハロゲン化ホウ素のルイス酸性の傾向の違い 公開日:03/07/2023 化学無機化学 四ハロゲン化ケイ素のルイス酸性の傾向 SiI4 < SiBr4 < SiCl4 < SiF4 三ハロゲン化ホウ素のルイス酸の傾向 BF3 < BCl3 < BBr3 < BI3 傾向の […] 続きを読む
置換型固溶体と侵入型固溶体 公開日:03/07/2023 化学無機化学 置換型固溶体 母体の単純な金属の原子の位置のうち、いくつかを溶質金属の原子が占めている固溶体。 3つの条件 1 両元素の原子半径が約15%以内で一致していること。 ナトリウムとカリウムは原子半径の差が19%あり、固溶体を […] 続きを読む
HeHe*二原子分子の分子軌道 更新日:02/05/2024 公開日:03/07/2023 化学無機化学 題材 He原子が光子を吸収して1s12s1配置を持つ状態に励起されると、他のHe原子と弱い結合を作ってHeHe*二原子分子を生じる。 この化学種の結合の分子軌道を考える。 励起されたHe原子をここではHe*と表記する。 […] 続きを読む
S4-,O4-の反応エンタルピーを結合エンタルピーから推定する 更新日:04/07/2023 公開日:03/07/2023 化学無機化学 S4- 反応 解 S-S結合が合計3mol切れ、 S-S結合が合計3mol生成 するから、 となり、反応エンタルピーは0kJmol-1 O42- 反応 解 O22-の単結合が1mol切れ、 O=Oの二重結合が1mol切れ […] 続きを読む
VSEPRモデルで予測される結合角の違い「ICl6-,SF4」 更新日:02/05/2024 公開日:03/07/2023 化学無機化学 VSEPRモデルの問題点 同じエネルギーを持つ二つ以上の基本構造があるとき、予測に困難が生じる。 中心原子に7つの高電子密度領域がある場合、同じようなエネルギーの配座がたくさんあるという事情から、予想が難しい。 分子の形 […] 続きを読む
「実践!」ルイス構造、VSEPRモデル 更新日:22/07/2024 公開日:03/07/2023 化学無機化学 基礎知識 ルイス構造、VSEPRモデルの基本的な考え方を以下にまとめました。 何も知らない方は、こちらからご確認ください。 早速、色んな分子について考えていきましょう! H2Se ルイス構造 分子全体の価電子数8個を3個 […] 続きを読む
いろんな分子のルイス構造を描く。 更新日:02/05/2024 公開日:02/07/2023 化学無機化学 ルイス構造の描き方 NO+ ClO- H2O2 CCl4 HSO3- 最後に、おすすめの化学本を。。。是非! リンク リンク リンク リンク 「↓この本は特におすすめ!↓」 勉強色が少なくて、雑学っぽく面白い話が多いよ! […] 続きを読む
”ジボラン”とかいう変な分子を考える 更新日:04/07/2023 公開日:02/07/2023 化学無機化学 電子不足化合物 基本事項 電子不足化合物の存在は、電子の結合力の影響がいくつかの原子にわたって非局在化していることによって証明される。 説明できない 結合についての原子軌道モデルでは、電子不足化合物の存在を説明できない。 […] 続きを読む