ClF3のルイス構造、VSEPRモデルを考える

ルイス構造の描き方

こちらの記事で、ルイス構造の描き方を説明していますので、先にこちらをご確認ください。

分子全体の価電子数を計算する

Cl:7

F:3×7

計:28個

したがって、計28個の電子を16対として4個の原子に割り振る。

ClF3は超原子価化合物である

Cl原子がオクテット則を満たす場合、取るべきルイス構造は次のようになる。

Cl原子の取るべきルイス構造

しかし、今回はF原子が3個周りにあるので、オクテット則を完全には満たさないことがわかる。

この状態を、超原子価化合物という。

オクテット則については、こちらの記事で簡単に説明している。↓

ルイス構造を描く

3個の単結合と、F原子周りの合計9個の孤立電子対、Cl原子周りの2個の孤立電子対、が形成されるからルイス構造は次のように描ける。

ClF3分子のルイス構造

VSEPRで分子の形を考える

正しい形(T字型)

ClF3分子の形

よく間違える形、二つ。

以上。

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