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「化学」の記事一覧

IClの電子配置を説明する

目的 異核二原子分子の電子配置を説明する 導入 ハロゲン元素は互いに化合物を作る。 一塩化ヨウ素IClは、このようなハロゲン間化合物の一つだ。 これを元に、IClの基底状態電子配置を考えよう! まず、原子軌道を考える 分 […]

酸素分子の電子配置を考える!

O2:等核二原子分子の軌道エネルギー 分子軌道の配列に、パウリの排他原理にしたがって下から順々に電子を入れていく構成原理を用いて、分子の基底電子配置を予想するために、まず軌道エネルギーを考える。 O2の軌道エネルギーは下 […]

超原子価とかいう学生を困らせる概念

超原子価ってなんなん? 無機化学を勉強していて、ルイス構造、VSEPRモデルを考えることが数多くある。 ルイス構造の描き方についてはこちら↓ VSEPRモデルについてはこちら↓ 分子において、基本的には電子配置がオクテッ […]

PF3のルイス構造、 VSEPRモデルを考える

PF3の全価電子数を計算する P原子は15族だから、価電子数は5個。 F原子はハロゲンだから、価電子数は7個。 分子全体の合計価電子数は、 5+7×3=26 と計算でき、26個。 ルイス構造を考える まず、26個の価電子 […]

VSEPRモデル「分子の形一覧」

VSEPRモデルとは? VSEPRモデルについてこちらの記事で説明しているので、先にご覧ください。 直線形 例:HCN、CO2 折れ線形 例:H2O、O3、NO2- 平面三角形 例:BF3、SO3、NO-、CO32- 三 […]

VSEPRモデルとは?

要点 単純な分子であっても、その形が対称性によって支配されない限り、結合角の値を予測する簡易な方法はない。 しかし、分子の形については、静電反発力と孤立電子対の有無に基づいた原子価殻電子対反発モデルが有用。 基本 VSE […]

ClF3のルイス構造、VSEPRモデルを考える

ルイス構造の描き方 こちらの記事で、ルイス構造の描き方を説明していますので、先にこちらをご確認ください。 分子全体の価電子数を計算する Cl:7 F:3×7 計:28個 したがって、計28個の電子を16対として4個の原子 […]

ルイス構造の描き方!

オクテット則に従う オクテット則とは何か、こちらの記事で確認して下さい。↓ ルイス構造は、オクテット則を使うと簡単に描けます。 ルイス構造を描く3ステップ 1 ルイス構造の中に組み入れる電子の数を決める。 これには各原子 […]

オクテット則とは?

要点 原子は価電子がオクテット(8個)になるまで電子対を共有する。 Lewisの言い分 原子価殻のs副殻およびp副殻に8個の電子が入ると貴ガス型の閉殻電子配置ができる。 オクテット則を使うと。。。 オクテット則を使うと、 […]

BF4-イオンのルイス構造を描く

まず、全価電子数を計算する。 B:3 F:4×7 合計:31 BF4- は一価のアニオンであることを考慮して、計32個の電子を16対として5個の原子の周りに配置する。 16個の電子対のうち4個は原子同士の単結合に使われる […]